このページは、標準語と呼ばれる関東圏での、日本語表記を我々大阪人が日常使ってる言葉に変換するとどうなるかを取り上げた、言わば、『大阪弁辞書』とも言うべきページであります。
後に、辞書的な記載方法に編集しなおすとして、とりあえずは、思いついた語句・文章を変換して行きたいと思います。皆様からの、ネタフリ(『これならどうなる？』といった素材)をお待ちしています。

2000年2月19日 土曜日

• 『ありがとう』→『おおきに』　

• 『だから、』→『せやから』・・・『そうだから』から『そうやから』、『せやから』

• 『でも』、『しかし』、『だけど』→『せやけど』(一部、『しやけど』とか言う人もいます。)

• 『すごい』→『ごっつい』、『すごく』→『ごっつう』・・・ダウンタウンのＴＶ番組のタイトルにもなってる。

• 『〜だ。』→『〜や。』・・・これは、大阪弁の基本中の基本やで。

2000年2月20日 日曜日

• 『いいかげんにしなさい！』→『エエかげんにせぇ！』

• 『もうガマンできない』→『辛抱たまらん！』

• 『かなわないなぁ』→『かなんなぁ〜』

• 『実を言うと・・・』、『本当のところは』→『ホンマ、正味の話・・・』・・・故横山やすしさんの口癖

• 『寒いねェ〜』→『さっぶぅ〜』

2000年2月22日 火曜日

• 『何という人なのだろうか！』→『なんちゅうやっちゃ！』

• 『疲れたよ〜！』→『あ〜しんど！』

• 『値引きいたします。』→『べんきょうしまっせ！』・・・TVのCMでお馴染み。

• 『〜〜なんだよ。』→『〜〜やねん。』・・・例えば、『すっきゃねん！』、『なんでやねん！』とか。

• 『それでは、さようなら。』→『ほな、さいなら』

2000年2月24日 木曜日 (投稿がありました。Ｂｙやっこ)

• 『あの人、バカじゃない？！』→『あいつ、アホちゃう？！』

• 『〜〜したらいいじゃない。』→『〜〜したらええやん。』

• 『本当なの？』→『ほんまかいな？』

• これは、使う人と使わない人があるのでどうかと思いましたが、あえて記載します。

※二人称(あなた・あなた方)を『じぶん』・『じぶんら』と言う事があります。
　　ex.　『言ったのは、あなたでしょう！』→『ゆうたんは、じぶんやろ！』とか
　　　　　『あなた方の仕業ですね？』→『じぶんらの仕業やな？』と言う具合。
ですから、以下の文章だけでは、関東の人は状況がつかめないでしょう。
水掛け論をしている時に、『じぶんが言うたやん！』とあれば、言ったのは
自分なのか相手なのか、わからないと言うことになります。

2000年3月5日 日曜日 　　　

• 『あなたって、本当にせっかちね！』→『あんた、ほんまにイラチやなぁ！』

• 他人に何か質問されて否定する時、『違いますよ！』→『ちゃう！ちゃう！』

　　　　　※我々は普段何気なく使っていますが、意味がわからないと思うこともあるでしょう。
　　　　　　　ex.『あの犬って、チャウチャウか？』と尋ねられて、『ちゃうちゃう！』とか。

• 『ごめんなさい』→『すんません』、『すんまへん』　

• 『〜してはだめよ。』→『〜したらアカンで。』

• 『面白い』→『おもろい』

2000年3月7日 火曜日 　　

• 『早くしなさいよ！』→『はよ、しいや！』

• 『捨てる』、『投げる』→『ほうる』、『ほる』

※こんな話を聞いたことがあります。
関東で社員寮生活をしていた友人Aが、ある時同僚Bに『ゴミだし』を頼んだそうです。
Aはもちろん関西人、Bは地元関東圏の人です。
A:『そのゴミ袋ほっといて下さい。』
B:『わかりました。』
Aが帰宅すると、ゴミ袋がまだ、放置されてたそうです。そうです。Aは『捨ててくれ』の
意味で『ほっといて』と言ったのを、Bは『そのままにして』と言う意味に取ったわけです。

• 『困ったなぁ』、『よわったなぁ』→『難儀ななぁ』

• 『おおげさな』→『たいそな』

2000年3月14日 火曜日 　
今日は、『大阪弁』というよりも、最近の大阪の子供たちが良く使う特徴的な言葉をご紹介しましょう。

• 『きしょい』・・・たぶん『気色悪い』(気持ち悪い)から派生してこう言うんだと思いますが、　　　　　　　　　　　　　　
• いろんな場面で使うようです。
  例えば、『ダサい』と同じような意味で『あいつ、きっしょ〜！』と言う風に使ったり、
  もっと直接的に嫌悪感がする、と言う場合に『きしょいヤツ！』と言ってみたり・・・。
  ちなみに、家で私がふざけて『モー娘。』の曲など歌うと、子供達から『きっしょ〜！』と言われます。

2000年3月19日 日曜日
ふと、思ったんですが、『くすぐったい』と言うことを、皆さんどのように言うでしょうか？

• 『こそばい』・・・高い年齢層では、こう言うんじゃないかな。
• 『こしょばい』・『こちょばい』・・・ウチの子供たちはこう言ってる。
• 『こそばゆい』・・・何かの本でこう言う記述があったと思うけど・・・。

だから、その動詞『くすぐる』は『こそばる』・『こしょばる』等と言います。
　　　

2000年5月16日 火曜日

久しぶりの更新です！　ＴＶのＣＭで思い出したので掲載します。

• 『ぶっちゃけた話・・・』・・・以前に掲げた『正味(しょうみ)の話』と同義語。

たぶん、『ぶちまけた話』から派生したと思うんですが、『包み隠さず、何もかも話す』と言う意味です。
大体は、秘密とか恥部の事柄を気心知れた相手に打ち明ける時に良く使います。

• 『いっチョ噛み』・・・話の途中から他人の会話に首を突っ込みたがる人のこと。

ナニナニ　Ｗ（＾＿＾）と　ただ聞くだけでなく、自分の意見を述べたがる人で、一種の『おせっかい焼き』
と言いますか、とにかく無関係の事でも首を突っ込んでしまうわけです。
関西には、この手のタイプの人(特に中年女性？)　が多いようです。（笑）

2000年9月13日 水曜日

最近、ＭＩＤＩ作りにハマッてしまって、こっちの方は手付かずでした。以前紹介した『ほっといて！』というのと、
似たような感じで関西人とそれ以外の人との会話から、面白い場面をご紹介します。

• 『・・・を、なおす』・・・『しまう』・『片付ける』と言うときにも、使います。こんな笑い話が・・・。

ある日のこと。旦那さんがＧパンを買ってきて、家で履いてみて裾を折り返し、姿見に映していたところへ、関東出身
の奥さんが帰宅した。それで、『どう？似合う？』　というような会話のあと、Ｇパンを脱ぎ捨てて旦那が一言。
『このＧパン、なおしといて！』　そういって、一人外出したという。
で、残った奥さんは、Ｇパンを眺めて、ミシンを用意して、裾かがりを始めた。　しばらくして、旦那が帰宅。
旦那：居間に折りたたんである、新調のＧパンを見つけて、『なんや！まだ、なおしてないやん！』
奥さん：『もう、なおしてあるわよ！　１０ｃｍくらい切ったよ。足短いね！』
・・・・そのあと、夫婦喧嘩が始まったそうです。ヤレヤレ　┐（´−｀）┌　マイッタネ♪　

2001年3月8日 木曜日

• 『けったくそわるい』・・・悔しい気持ちを表わすときによく使います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

胸くそ悪いとも言いますが、気分を害したとか、人に何かされて悪い結果になったときに言います。想像ですが、
語源は『蹴った糞悪い』じゃないでしょうかね。それか、『ふんだりけったり』の感じが派生したのかも。

• 『かんしょ病み』・・・神経質な人のこと。とくに、ゲンを担ぎすぎるきらいのある人を指します。

言い伝えとか、慣習・風習にのっとらないと、気が済まない人。一つのことが気になりだしたら、夜も眠れないというような
神経質な人をこう呼びます。

2001年8月17日 金曜日
久々の更新です！

• 『水臭い』・・・一般的には、人間関係が希薄だと言う場合に使われますが、関西では、料理の味付けの時に　　　
• 　　　　　　　　　『味が薄い』と言う意味で使います。例えば、『この味噌汁、水臭い！』と言う風に。
• 　　　　　　　　　今思い出しましたが、鍋物の『豚しゃぶ』の事を、『水炊き』って呼びます。牛肉の時は言わないのですけど。

　　　　『〜してこます・・・』・・・少し開き直った感じで、なげやりな気持ちの時に『〜してしまおう』という意味で使います.。
　　　　ただ、仮定の話と言う前置きが付く場合が多く、『もし、〜だったら、〜してこますぞ！』とか、
　　　　『〜してこましたるねん！』と言う感じで使います。

　　

2001年12月30日 日曜日
一般の人は使いませんが、商売人の間で良く使われる会話の中に、こんなのがあります。

• 『もうかりまっか？』・・・そのままの意味で、商売の調子はどうですか？＝儲かっていますか？ということですけど、どちらか言うと、挨拶の意味が強く、『ごきげんよう！』とか『お元気ですか？』というニュアンスで使います。

それに対して、応答する時には・・・

• 『ボチボチでんなぁ』・・・普通に商売の状況を相手に伝える場合には、『ボチボチ』と『サッパリ』の２つが使われることが多いです。　　ねたみを買うのを恐れるのか、決して『儲かってる』とは、言いません。儲かってる時は、『ボチボチ』を使います。逆に、苦しい時にも負けん気からか『ボチボチ』を使うこともあるようです。『サッパリ』と言う場合は、やや苦しいが、挽回可能と判断してる時が多いようです。本当に、経営が苦しい時は、挨拶もせず無言で立ち去るんでしょうかね。(爆笑)

2002年5月19日 日曜日

• 『よう言わんわ！』・・・関東方面だと『よく言うよ！』と言う感じで、相手に疑問を投げかける時に使う言葉です。　　　　　　　　　　　　『嘘でしょ？　それは違うでしょ？』と相手のいった言葉に対して、『否定の念押し』という感じで使いますよね。　　　　　　　　　　　　　　　で、よく見ると、同じ意味で使ってるのに、『よく言うよ！』は前半の『あなた、そんなことよく言えるわね！』の部分を強調してる　　　　　のに対し、『よう言わんわ！』は、後半の『私なら、そんなこと言えないわ！』の部分を強調してるわけです。　　　　　　　　　　　　　　　　ここにも、関東と関西の土地柄の違いと言うか、関東の『他人への働きかけの傾向』に対し、関西の『自己主張的傾向』が顕著　　　　に表れていると思います。　　

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