案 山 子



詞・曲:さだまさし


※ 元気でいるか  街には馴れたか  友達出来たか
※ 寂しかないか  お金はあるか  今度いつ帰る

城跡から見下ろせば  蒼く細い河  橋のたもとに  造り酒屋の  レンガ煙突
この町を綿菓子に  染め抜いた雪が  消えればお前がここを出てから  初めての春

※※  手紙が無理なら電話でもいい  『金頼む』の一言でもいい
※※  お前の笑顔を待ちわびる  おふくろに聞かせてやってくれ

( ※印  くり返し )

山の麓 煙吐いて  列車が走る  木枯しが雑木林を  転げ落ちてくる
銀色の毛布つけた  田んぼにポツリ  置き去られて雪をかぶった  案山子(かかし)が一人

     お前も都会の雪景色の中で  ちょうど あの案山子のように
     寂しい思いしては いないか  身体を壊しては いないか

( 間 奏 )

( ※※印 くり返し )  ( ※印 くり返し )   
  寂しかないか  お金はあるか  今度いつ帰る